前回の記事で紹介した福島猫のサビーヌとクローネ、預かりさん宅で順調に家猫修行中です。
サビ猫のサビーヌは推定2歳。ブラックスモークのクローネは推定1歳半。クローネはサビーヌの娘だと思います。母娘で保護されました。野生動物に囲まれて、食べ物も水も自分で見つけなくてはいけないあの場所で子育てをして、1歳半になるまでクローネを育て上げたサビーヌは立派なお母さんですね。
クローネはまだ若いのに尿量が多くSDMAという腎臓の数値が高かったので、療法食を食べさせて様子を見ていましたが、尿量も落ち着いてきてSDMAも基準値内に戻りました。恐らく一時的なものだろうということなので、里親さまの募集を始めます。検査は定期的に続けます。
長期間に亘って綺麗なお水を飲むことができないと、若い猫でも腎臓が悪くなることがあるそうです。冬はフードの傍に置いた洗面器の水がガチガチに凍る福島で、2匹がどれだけ苦労して生きてきたかと思うと涙が出ます。これから安心して暮らせるおうちを見つけようね。
預かりボラさんからの近況報告です。
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1月半ばにうちにやってきた時、サビーヌはガチガチに固まり、クローネはイカ耳でカッと威嚇したりシャーシャー言ったりしていましたが、1ヶ月足らずで2匹ともゴロゴロの甘えん坊になりました。
驚くほどの変身ぶり。私が保護部屋のドアを開けた途端猫ベッドから飛び起き、ニャーニャー鳴きながら寄ってきて、まず猫キッスをしてくれます。2匹ともナデナデ大好き。全く同じカーブでお尻が上がります(笑)最近は私が寝ているベッドに乗ってくるようになりました。
帰還困難区域で生まれ育った福島っ子は人間に会ったことがなくて、逆に怖い思いもしたことがないせいか、心を開いてくれるのも早い気がしますね。このままずっと人間の優しいところだけを感じながら生きていってほしいです。
クローネは奥ゆかしいところがあって控えめに甘えます。サビーヌは私がクローネを撫でていると必ず間に割り込んできて、自分が撫でてもらえないと視線で圧力をかけてきます(笑)さすが肝っ玉母さんです。
常に緊張を強いられたであろう福島でのサバイバル生活が長かったためか、特にサビーヌはまだちょっとしたことで怖がって隠れたり警戒したりしますが、2匹とも触られるのが大好きです。一緒に暮らしていれば、膝の上でずっとゴロゴロ言っている猫になりそうです。
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